WIND

世界中の そう まだ見ぬ景色 誰だって求めてるんだよ

退所した元担当に1年半ぶりに会ってきた話

どうも!

私の秋は昨日終わったので(訳:個人的少年たちラスト公演終わりました)そのことも書きたいのですが、とりあえず今日のことだけ記念に記しておこうと思います。

 

私の前の担当、元KAT-TUN田口くんの最後の現場はグループ脱退を発表する数ヶ月前のKISS KISS KISSのリリースイベントでした。

当たり前なんですけど、当時はたぐちが来年にはグループからいなくなるなんて微塵も考えておらず、脱退発表後は1度も現場に入れていなかったので、退所後になんかうやむや〜に担降りしたんですよね。

案の定、たぐちに対して拗らせに拗らせ、ソロ後の曲は怖くて一切聴けず活動も一切見られず、なのにインスタはくまなくチェックして美しいビジュアルを保てているかを確認する、という日々を送ってました。ヤバいですね。拗らせてますね。

 

そんな中耳にした、フリートークイベントと握手会の開催。

しかも開催場所は、家から30分もかからずにいける自分の活動範囲内のところ。

普通に考えれば「行く!!」って即答すべきところですよね。

でも、その日の前日は今の担当高地優吾くんの現場、しかもイベントに参加するとなると、彼のレギュラー番組をリアタイせずに行くことになります。

個人的になぜかそこが異常なまでに気になってしまっていて(もうだいぶ拗らせてるからね)、前日の夕方まで行くかどうかウジウジ考えてました。

結局、「どちらにしろ行ってたぐちに会った方がいい」と諭され、参加を決心しました。

 

ほんとはスク革が終わった後に向かおうと思ってたんだけど、フォロワーさんからめっちゃ混んでるっていう情報をいただいたのでスク革を諦め(ごめんな優吾…)、イベント開始3時間前くらいには到着、良い位置の場所取りができました。

まあその後3時間立ちっぱなしで待ち続けることになるんだけど、朝からバター紅茶とバナナジュースしか飲んでいない私は開始30分前に途端に体調が悪くなり吐きそうになって何度も抜けようかと思い(ヤバい)、でも今ここで抜けたら後悔するだろうな〜と思って踏ん張り続けました。マジであの時はしぬかと思った。(…

 

やっとイベントが始まって扉の奥から出てきたひとは、まさしく私が1年半前まで想い続けてきた王子様そのもので。

周りから漏れる黄色い歓声も自分の口からは一切出ず、代わりに出てくるものは涙だけでした。

私の中の彼はもう私の知ってる王子様ではなくなっていたと思っていたんだけど、いざ直接見てみると全然変わってないな〜って。

BGMで流れる彼のソロ活動後の曲も、そんなに違和感なく受け入れることができました。

そして何より、物腰柔らかな話し方とか、「あはは」っていう笑い方とか、笑った時に目が線になるところとか目尻にできる笑い皺とか、「私が好きな田口淳之介」がそのまま残っていてくれたことが嬉しかった。

私は「アイドル田口淳之介」は結局すべて虚像で、「私が好きな田口淳之介」もすべて虚像なんだろうと悲観してたんだけど、私が好きになったたぐちはまやかしなんかじゃなかった、「田口淳之介自身」だったんだ。

それを知ることができて、私の心の中に突っかかってた棘が1つなくなったような気がしました。

トーク中の気遣いとかファンに対する態度とか言葉の選び方とか、ほんとにほんとに私が好きな王子様そのもので、撮影タイムでは無我夢中でiPhoneのカメラに写しました。

ほんとに幸せな時間でした。

あの時だけはマジで体調不良のこと忘れてた。イケメンってすごいよね。(…

 

イベント後の握手会では、並びながら何言おうかずっと考えてて、理想の王子様を目の前に浮かれまくっていた私は、名前呼んでもらおうとか巷で話題の5秒彼氏になってもらおうとか色々考えてたんだけど(ヤバい)、いざ王子様を目の前にしたらすべて思考がぶっ飛んでしまって、声の出し方すら忘れてしまって。

ただ、なんか言おうと思って、掠れた声で「頑張ってください」とだけ捻り出した。

そうしたら、王子様は私の眼を覗き込んで、「ありがとね、がんばるね。」と、優しく笑ってくれました。

王子様の手は男の人とは思えないほど柔らかくてすべすべしてて、ああ、これが王子様の手の感触か〜〜とダウン寸前の脳内で考えながら帰路につきました。

 

 家に帰ってからもずっと混乱してて、とりあえずご飯食べてお風呂入ったら落ち着いてきて、ずっと今日のことを考えてました。

多分、私が本当にたぐちに伝えたかったことは、「大好きです」でも「なんで事務所辞めたんじゃボケ」でもなく、「頑張ってください」って言葉だったんだと思う。

そして、この「頑張ってください」は、「これからも貴方の側で応援しています」の意味ではなく、「貴方の元から離れてしまうけど、ずっと応援しています」の意味なんだと思う。

私が今好きなひとは高地優吾であり、1年半の間にたぐちはもう過去のひとになってしまっていたんだなあ、と改めて思い知りました。

 

でも、ずっと「アイドル田口淳之介を失った」呪いを背負って1年半生きてきてて、今日やっとその呪いを解くことができたのかもしれません。

まだ呪われてできた傷は全部癒えてないし呪いの後遺症は残ると思うけど、これからはたぐちに対しても前向きに接することができるなって思えました。

 

たぐちくん。

今までずっとありがとう!

貴方は私の王子様ではなかったのかもしれないけど、これからも応援しています。

これから先、貴方が貴方らしくのびのびと好きな活動ができて、幸せな人生が送れますように。