すごく好きだった人のこと
ストちゃん関ジュちゃん東西お疲れさま!!
みんなすごく良かったぞ!!
多分今のうちに一発書いておかないと今後絶対に使わないだろうと思ったので何か書きます。
私は基本的には退所、結婚以外の理由では「担降り」することはないんだけど、そういやナチュラルに担降りした人いたなあと思ったのでその人のことでも。
ストとは無関係だけど、ちょうどフォロワーさんとの話題にあがって思い出したので、、
(だからたぐちくんのことじゃないよ。たぐちくんのことはまだ消化しきれてないよ。)
彼(若手バンドのベーシスト)のバンドを初めて見かけた(とはいえ確かラジオで曲聴いただけ)のは、高校3年生の卒業式の直前のことでした。
すごく好きな音で、ロマンチックな歌詞で、一気にそのバンドが好きになった。
私が大学に入学したと同時に彼らも東京に出てきて、本格的に仕事が増えていった。
ドラマの主題歌に起用されて、その後はCMソングに起用されて売れた。Mステも出た。
その辺りの時期に初めて彼らのライブに行った。
思った以上にかっこよくて、これからも絶対に通うって決めた。
その後2年くらいゆるくライブに通ってたんだけど、とあるアルバムの発売記念に初めてサイン会があった。
嬉しくて嬉しくて、大学の期末テスト前なのに渋谷までアルバムを取りに行ったのに、当時ちょうど雪が降っていて、まだ入荷してませんって言われて絶望したのもいい思い出になってます。(その後無事にサイン会チケットは手に入った)
でも私は準備を怠るオタクだったから、サイン会に必要なアルバム(買ったアルバムにサインを書いてもらうイベントだった)を持っていくのを忘れてしまった。だからしょうがなくそこら辺で通常盤のアルバムを買って凌いだんだけど笑、まあ他のオタクたちは皆初回盤なわけですよ。
だから、本人たちに通常盤のアルバムを渡すのが情けなくて、彼に渡す時に咄嗟に「すみません!初回盤も買ってるんですけど!忘れちゃって!」みたいな訳の分からない言い訳をした。
そしたら、ふわって笑って、「あはは、ええよええよ。どんな形であれ、買ってくれたことが嬉しいよ。ありがとう。これからもよろしくね。」って、手を握ってくれた。
その時、ああこの人好きだわって思った。
この人の幸せのために生きるって思った。
その後はお察しの通り現場に通いまくりました。今思えばあの頃が私の追っかけ史上1番楽しかったと思う。
一人暮らし資金用のバイトの給料を全てつぎ込んでライブに通ったり(親にすごく怒られた)、卒論提出1週間前に彼がロンドンに留学することを知ってショックで3日間寝込んで危うく卒論出しそびれそうになったり、卒業旅行で行った京都で彼がロンドンで変な女に捕まらないように縁切りの神社でお祈りしたり(ヤバい)、夏フェスで熱中症寸前になったりはたまたゲリラ豪雨に会ってズブ濡れになったり、よく分からん田舎に遠征に行ったり。
そして、とあるラジオの公開録音の時、最前キープしてたら彼が私の方を見て「あ、」て顔をした。
その瞬間、勝ったと思った。
私この人からついに認知されたわって。
これからはもっと現場に通ってもっと認知されようって誓った。
(補足ですが、チケットとかは全部自力+友達で手に入れてたよ。若手バンドだからガンガン取れたんや。)
でも、その少し後に、同時並行で追っかけしてたアイドルが事務所を辞めた。
また、別で追っかけしてたバンドマンが結婚した。
その時別のところに気を取られていたから、彼が変わっていたことに気がついていなかったのだと思います。
当時ボロボロの精神状態もあり、忙しくてアルバム聴く間もなくライブに行った。
レーザーを多用した演出とシンセサイザーを使ったテクノっぽいサウンドが、彼ら特有のピアノサウンドと上手く融合されてた。
終わった後、純粋にすげえなって思った。同時に、彼のライブはこれで最後だなって思った。
彼らは確実に進化していた。でも、私が望んでいた彼らの未来と、彼が望んでいる未来は確実に違っていた。
私がどんどん変わっていくように、彼も変わっていたんだなあ、と帰りの電車でずっと考えてた。
その後も彼のツイッターとかは軽く見ていたけど、ライブとかは全く通わなくなりました。
設立当初から入ってたFC的なやつも期限が切れました。
なんか去年はアイドルのソロツアーのバックバンドとかについてたらしいよ。すごいね。入れ込んでた時期だったら完全に狂ってたわ。
彼はもしかしたらほんとに私のことを「自分のファン」として認知していたかもしれない。
だとしたら、ある時期からぱったりと来なくなったファンのことをどう考えるんだろう。
ただ、彼が以前ツイッターで「コンビニ弁当の味が変わって悲しい。でも、バンドに対しても同じことを思ってる人がいるんだろうね」的なことを呟いていたことだけが忘れられない。
(まあ実際はそんなこと気にも留めていないんだろうけど)
結局、ファンが何を望んでも彼らには「意志」があって、それがファンが望む未来とは必ずしも一致しないんだと、その時に思い知った。
あと、いくら好きでも冷める瞬間って意外にもアッサリしてるんだなあってことも。
でも、誰かを追いかけ続けることは辞めないんだろうなあ。
とりあえず早くこーちしゃんに会いたい(結論)